女の恋は別名保存で毎年改訂版が出る。男の恋はスクリーンショットで散らかったデスクトップ。
女性を綺麗にするエストロゲンについて書こうとおもっていたのですが、 ふと、最近、「女性の恋愛は上書き保存じゃないなぁ」と、思ったので、そちらを先に書くことにします。
ちなみにエストロゲンとは、女性ホルモンで、肌の活性化等に効きます。恋をすると分泌される成分で、「女性は恋愛すると綺麗になる。」を科学的に裏付けることができるものなのです。
こちらについてはまたの機会に書きたいと思います。
ええと、最近結婚、出産、離婚が立て続けに周りで発生しているのですが、女友達と話していて、改めて「女の恋愛は上書き保存じゃない」と思い始めました。
相手によりますが、大抵の女性は、10年ぶりの元カレに会ってみたいですし、会うどころか、チャンスがあれば襲っても、襲われても良いかなと思うものです。
そこで更に気づくのですが、学生時代からの友人と話していると、当時と今では同じ元カレの話でもちょっと内容が綺麗になっていたり、当時よりトキメキ度が増した話になっていたりするわけです。
それはまるで、当時はディズニーの安い手帳に殴り書きされた彼との約束やちょっとした思い出が、年を重ねる毎に重厚感のある革張りの日記帳になり、更には使われる文房具もシャーペンから万年筆になっていくような。そんなイメージです。
つまり、女性は何度も過去の恋愛ストーリーを改訂していくんです。かつては点と点だった思い出が、過去を振り返る毎に線で繋がっていき、まるで美しい曲線を描いていく。(どこかで聞いたことがあるような・・・)
よく言われる「上書き」というのは、新しい恋が過去の恋に上書きされるのではなく、あくまで過去の恋の物語の延長線上で「一時的に」新しい恋物語を続けているだけ。
女性は出来れば自分の恋を悲しい物語で終わらせたくはありません。「悲しい恋物語はより良い恋をする布石に過ぎなかったのである!」ということにするのです。つまり、深い恋に落ちた女性がある日フラれてしまうと、その次に現れる男性との恋愛がストーリーの本編で、それまでの恋は本編を盛り上げるための「序章扱い」になるのです。
そしてどういう訳か、更に時間が経つと、2つの男性が時系列で登場する物語は男性ごとに分類され、2つのストーリーとして心の本棚に収納されます。それぞれの本で毎年改訂版が出るのです。いえ、もっと正確に言えば、気まぐれで思い出した順番で改訂されていきます。何年も改訂がされない本も中には何冊かあります。
すべての恋愛が上手く収まる訳ではありませんが、大方こうなんじゃないかと思っています。
一方で、男性はスクリーンショットで散らかったデスクトップのイメージがあります。
彼女と初めてベッドインしたときの思い出とか、車の中で話したときの思い出とか・・・整理されていないので、一瞬一瞬のふとした記憶の欠片が頭を何度もよぎる。いつもチラつく。
私は女性の立場なので、当たっているのかはわかりませんが、受ける印象としてはこうです。女性のように物語になっていないので、再会すると、すぐにまたキスできると思っちゃう。男性は過去のフラッシュバックが早いので、あのときキスしたことと、再会のシチュエーションをすぐに重ねられる。女性は過去が物語になっているので、その物語としっくりハマればキスできるけど、そうじゃない場合はできない。
皆さんは当てはまりますでしょうか。
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