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日本のボディーソープは泡立ち重視?

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FMCG(日用消費材:洗剤、化粧品、シャンプー、食品・・・)によく見られるマーケティングを比べてみるのって面白いです。

 

例えば有名なのは、メーカー1社が多くの洗濯用洗剤ブランドを抱える理由。

飽きっぽい消費者は新しい商品、買ったことのないブランドを手に取りたがるので、メーカーは出来るだけバラエティ豊かなブランドを作って、棚を埋めます。

結果として消費者は気分転換に新しいブランドを手に取っても、結局ふたを開ければ同じメーカーの商品を取っていることになるのです。

 

最近面白いと思ったマーケティングは、ボディソープ。

フランスはクリームタイプのボディソープが多くて、ほぼ泡立ちません。日本人よりもより乾燥を気にするので、泡々したものより保湿クリームっぽいボディソープが売れるみたいです。

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はじめ、全く泡が立たないので驚きますが、慣れるとシャワー後も肌がしっとりするので悪くないです。

一方日本は泡で出てくるタイプも多いですよね。上下の写真は同じDoveですが、下の日本向けは泡推しです。

 

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よくマーケティングでは「消費者が本当に買っているものは何かを見極めろ」と言いますが、日本人はボディーソープを通じて「体を綺麗にする」「泡」「香り」を買っているのかもしれない。

日本のボディーソープにも保湿、モイスチャーケアと書いてあるものが増えていますが、それであればクリームタイプの方が断然良いはず。

今はボディーソープが泡立たないと不安になる人も多いのかもしれませんが、近い将来、日本の棚にも泡立ちが悪い保湿重視のボディーソープが並んでいる日が来てもおかしくなさそうです。

 

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