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低脂肪牛乳と糖尿病。相関性と因果関係は全然違う

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こんな記事がありました。

アメリカでは低脂肪牛乳を好む人の方が糖尿病にかかりやすいという結果がわかったそうです。そしてその結果から「フルファットミルク(低脂肪ではない普通の牛乳)を飲むべき理由」というタイトルで書かれた記事がこれ↑です。

 

明らかに低脂肪牛乳を飲むと糖尿病にでもなりそうな勢いで書いていますが、低脂肪牛乳には何も罪はないはずです。

 

 

「デブな子供はみんな低脂肪牛乳を飲んでいる」なんて記事もありました。

むしろ、「低脂肪牛乳を飲む⇒太る」ではなく「太る⇒親から低脂肪牛乳を飲まされる」という矢印が明らかに正しいそう・・・。

 

よくこのような相関関係の高い2つの現象を因果関係と混同する(させる)ケースが多いです。

単純ですが、「仕事ができる人と朝3時に起きる人の相関性が高いので朝3時に起きれば仕事ができるようになる。」みたいなことになります。

いやいや、「朝3時に起きれば良いってもんじゃない。仕事ができる人と長時間をする人の相関性が高いので、仕事をもっとすればいいんだ。」

いやいや、「仕事を効率的にこなし、尚且つ長時間働く人が仕事ができる人なんだ。」

 

こんな風に、相関性を見つけることの方が、因果関係を探るよりもよっぽど簡単です。特にビッグデータをさばけるようになると、サンプル数が多いので、より精緻な相関性の有無を弾き出すことが出来るようになります。

医学でも、ビッグデータを使うことで人間が発見できないような相関性を見つけることが出来るんじゃないかと言われています。

 

でも、どんなに傾向や相関性がわかったとしても、そもそも因果関係がわからないものをどこまで信じて実践に落とし込むのか・・・。

この記事を見ていてそんなことを考えていました。

 

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